2014年の作品

久が原 S邸の庭造り

この庭は、建物の建て替え前に元々あった石材・樹木を移設・移植して採っておき、それら全てを使って作庭しました。新たに搬入した材料は、生垣樹木・アルミフェンス・ブロックのみです。

デッキ前の石畳は、外回りにある大谷石の土止めの笠木が崩れそうだったので外し、御影板石と混ぜて石畳の材料としました。また、隙間には珪藻土のタタキ材を使用しています。

飛び石に使用している石も以前は庭のあちこちにごろごろしていた物で、それらを組み合わせて飛び石としました。
景石も以前は木の下で目立たなく置いてあったものです。

焼き物の井戸側に、常緑下草・花・球根を植栽してあります。これは、その奥にある立水栓・流し・ホース等を隠すために設置しました。

井戸側の奥にある流しです。飾らないシンプルなデザインですが、タイルを埋めて遊び心を…

下草も、元々の庭に植わっていたのを移植して採っておいた物です。株分けしてボリュームを少なくし、土の部分を多く残して地苔の発生を待ち、庭の完成となるようにしました。

外回りは既存大谷石を残し、フェンスとの間に常緑下草と芝桜を植栽しました。球根類も混ぜたので、春には球根と芝桜の花が道行く人を楽しませてくれるでしょう。

新宿の庭

 

狭い敷地に既存のサワラが3本あり、その既存樹を生かした庭です。
ブロック土止めは珪藻土を塗って土壁の雰囲気にし、明るさと奥行き出して 雑木と下草を生かした庭造りです。

大雨の排水を考慮して 桝を新設ました。大砂利の下に隠してあるので、一見そうとは分からないようになっています。

木柵の庭

子供の落下防止の柵。単純でありなら此処にしか無い木柵を造りました。 植栽も最少にし、今後の庭の変化を楽しめる庭です。